一番何も考えていなかった選択肢から話を考え始めた第二話。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm2428602


其の一での選択は、同行する東方キャラを選定するものでした。
ノーヒントでしたけども。

そして選ばれた選択肢から決定されたキャラは、いまやこの幻想入りのお馴染み、『八雲紫』です。

選択肢に対応したキャラは、この選択肢のみ、考えていなかったのでどうしたものかと悩んだものです。
そして、『観光』という、特別明確な目的の無い選択肢から、トリックスター的なキャラを選定することを思いつき、この結果と相成ったわけです。


そして、現在に至るお馴染みレギュラー、小次郎、ヤゴコロ、紫という、後に幻想入り最凶PTとタグにいわしめたトリオが完成しました。

この三人、書いてみると、思った以上にバランスがよく、書いてて楽しかったです。
この発想も、視聴者の皆さんからいただいたチャンスの一つだったのでしょう。
今も皆さんには感謝を抱くばかりです。



さて、この回で急遽登板した紫ですが、採用した時点で中間までの話が、ばっと頭の中に思いつきました。
あの時は、何かが降りてきていたのかもしれません。


おかげさまで、そのネタのためにこの頃から少しずつ台詞に複線らしきものをちりばめていくことになります。
途中でしゃべりたい衝動と葛藤の日々の始まりです。

その伏線を披露するのに一年かかるとは、思いもよりませんでしたけど。


実際は、夏には半分までいくと思っていたのですけど、そんなことはなかったです。
創作とは本当にナマモノですね。よく動く。



余談ですが、この頃から、あるキャラを出したくてそれに関する選択肢を何度か入れていっていますが、すべて不発に終わっています。
この幻想入りに、私が東方シリーズで一番好きなキャラはまだ出せてません……。



と、今回はここまで。

それでは次回の裏話で。

第一話を作るに当たっての裏話です。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm2416997


そも、当時はすでに150人ほどが幻想入りを果たしているというすさまじい状況でした。
その中に飛び込むのは無謀とも知りつつ、東方の創作をやりたい衝動を止められませんでした。

しかし、問題となるのは、作品の顔、インパクト。

ここまでは、セオリーともいえるスキマアンケート。その形式を真似るようであれば、まず見向きもされないだろうと思い、考えたものです。

開始数秒で視聴者にインパクトを与える。
そして、東方キャラ、または、東方の関連キャラを出す。

主人公は、昔に個人的に描いていた作品をそのまま用いましたので悩みませんでしたけど、前述の二つが関門でした。

そして、思いついたのが、『ヤゴコロ先生』でした。
これにより、関門二つを突破することが出来ました。

そして、いまやこの幻想入りに欠かすことの出来ない『顔』ですね。

先生の性格付けにつきましては、とある架空戦記動画を参考にしています。そこに登場する先生があまりにもかっこよかったので、多大な影響を受けました。（現在、その動画はデータクラッシュにより停止。残念）

そのほか、自分の幻想入り”らしさ”を追求し、アンケートの動画内演出、EDのBGMを固定化。Fの選択肢をちょっと変える（これは後々に大異変が起こる）。

また、この話のアンケートで、後一人、純粋な東方キャラを同行者に選ぶ、というのを考えていました。
候補が、映姫、妖夢、リグル。でした。（リグルはちょっとした構想程度）
しかし、一番なにも考えていなかったCの選択肢にアンケートが集中。その結果が、ますますこの幻想入りの『色』を濃くしてくれました。（これについては其の二の裏話で）

この瞬間、この作品は一人で作ってないのだな、と思いました。
それが、思いのほか楽しくて、今でも話の最後にアンケートを必ず入れる理由となっています。

ちなみに、一話が最初のものと画質向上版の両方が未だに存在するのは、元動画に付いたコメントを消したくなかったから、です。
せっかくつけてくれたコメントか消えてしまうこととても哀しいと思いましたので。

あと、タグがいろいろ面白いことになっていて吹いたのも良い思いでです。

さて、一話を投稿してから一年以上。
未だに終わりを見ない我が幻想入り。
その、構想のお話。
これより少しずつ、お話していきましょう。

それでは、次回の裏話で。